備忘録

こんにちは。内容はテキトーですので、悪しからず。

MotoGP'20 フランスGP 雑感

 

どうも、お久しぶりです。

 

今回からGPの備忘録的な感じで書こうと思います。

 

今回は第10戦、フランスGPです。

 

前戦、カタルーニャGPはファビオの優勝で終わりました。しかし、他のヤマハのライダー達は安泰だった訳ではなく、路面のグリップの低さによって、ヤマハ機の症状であるリアタイヤのスピニングが引き起こされ、バランスに優れるスズキ勢に飲み込まれる展開となりました。

 

今回のポイントをまとめるとこんな感じ。

 

ペトルッチ悲願の優勝

・アレマルまさかの2位

・ファビオとミルは痛み分け

・直四勢の差

・カル様完全復活

・カル様転倒。

 

気温14度、路面温度16度、雨が降りしきるコンディションの中でスタートとなったフランスGP。

 

まずはカル様の強烈なスタートに釘付けになりました。少しミートが早いようにも感じましたが、その後鬼のような加速を見せてくれました。

 

カルは今年リアのトラクションに悩まされていますが、予選の走りとこの加速感的に、いいものを見つけたかもしれませんね。

 

そしてその後3コーナーでロッシ先生が転倒。バーチャルファンウォールの方々涙目の結果。

 

そしてこのロッシの転倒を避ける形で現在ランキング2位につけているミルがコースオフすることに。

 

その頃、ランキング1位のファビオは2位を走行するも、周回を重ねるにつれ3番グリッドスタートのペトルッチ、無職のドビちゃん、そしてカル様などに続々とパスされる。

 

その後もペースを上げることの出来なかったファビオは、追い上げてきたミルと10番手あたりでチャンピオンをかけた争いを展開。

 

最終的にはファビオが9位、ミルが11位でフィニッシュ。

 

今回対照的だったのは、スズキとヤマハのマシン戦闘力。ずるずると順位を落としていくヤマハと、驚異的な追い上げを見せたリンスが駆るスズキ。

 

前々戦、エミリアロマーニャGPにおいても、両者の差は現れていました。KTMのポルをパスする際、ヤマハのファビオはパワー不足、リアのスピニングによって、差は詰めるもののパスすることができず、1、2コーナー間の切り返しでパスしていましたが、後半脅威的な追い上げを見せたスズキのミルはホームストレート後の1コーナーでパワーのあるKTMのマシンをパスしました。このトラクションの良さがスズキの後半の伸びを支えている要因でもあります。

 

他にも、レッドブルリンクでビニャーレスのフロントブレーキの酷使による異常などからもわかる通り、ヤマハはフロントの負担が大きい。それは、トラクション不足による差をブレーキングで埋めるしかなくなり、そのようなトラブルが起こることが考えられます。

 

少し脱線しましたが、このシーズン後半の低気温、低路面温度のコンディションでは、タイヤが垂れる可能性が低いため、タイヤに熱を入れやすいヤマハには良いコンディションと言えるものの、今回のように全くグリップを得られないこともあり得ます。

 

そうなると、予選で上げきれなかった(タイヤをいい状態まで持っていけてなかった?)スズキ勢がレース後半にタイヤを温めて爆上げして来ます。

 

このままファビオは逃げ切れるのか、それともミルが差すのか。それとも他か…面白くなりそうです。

 

そしてまあ書いとかにゃ気が済まないのがカル様の復活。

 

カルは今年鬼のように散々なシーズンを送っていましたが、今回から復帰です。

 

どんなシーズンだったのかは↓で書いてます。

クラッチロー、またしても不運な怪我 - Koita16

 

度重なる怪我をした結果、色々な人から「体がもう拒否してるんだよ」とか「そろそろ潮時」とか言われてましたが、ありがたいことに本人はまだまだGPで走りたいそうで。

 

そして鼻息荒く臨んだフランスGPの予選では、あと少しでフロントローとなる4番グリッドを獲得。FPでもコンスタントに良いリザルトを残してました。

 

決勝では残念ながら(ある程度覚悟してましたが)転倒リタイアに終わってしまいました。

 

来シーズン、どのチームに移籍するか未定なカル様。残りのシーズンでとにかく速さを見せてアピールする必要があります。

 

次戦、アラゴンGPでも注目です。投稿日はウィーク初日ですが。